あなたは「明治薬品と明治製薬って同じ会社なの?」と疑問に思ったことはありませんか?結論、明治薬品株式会社と明治製薬株式会社は完全に別の会社です。この記事を読むことで両社の違いが明確にわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。

1.明治薬品と明治製薬の基本情報

1.明治薬品と明治製薬の基本情報

明治薬品株式会社の会社概要

明治薬品株式会社は富山県富山市三郷に本社を置く製薬会社です。

1948年4月に設立され、70年以上の歴史を持つ老舗企業として知られています。

資本金は9,800万円で、従業員数は342名(2024年8月時点)です。

2021年8月にファーマフーズグループの子会社となり、事業規模を大きく拡大させています。

明治製薬株式会社の会社概要

明治製薬株式会社は富山県滑川市中川原に本社を置く製薬会社です。

1951年2月7日に資本金50万円で設立され、配置販売向け医薬品メーカーとしてスタートしました。

明治薬品よりも約3年後に設立された会社であり、独立した経営を行っています。

両社とも富山県内に拠点を持つ製薬会社ですが、経営母体や事業戦略は全く異なります。

両社は完全に別法人であることを理解する

明治薬品株式会社と明治製薬株式会社は、同業で社名が類似していますが完全に別法人です。

明治製薬の公式サイトでも「当社と明治薬品様は別法人で、一切関係はございません」と明記されています。

間違い電話や問い合わせが多く寄せられているため、両社とも注意喚起を行っている状況です。

会社名が似ているだけで、資本関係や取引関係も一切ありません。

明治ホールディングス(Meiji Seikaファルマ)との違い

さらに紛らわしいのが、明治ホールディングス傘下の「Meiji Seikaファルマ」という会社です。

こちらは明治製菓から医薬品事業を分離して誕生した企業で、抗菌薬やワクチンなど医療用医薬品を扱う大手製薬会社です。

明治薬品や明治製薬とは規模も事業内容も全く異なる別会社です。

「明治」という名前がつく製薬関連企業は複数存在しますが、それぞれ独立した企業として運営されています。

2.明治薬品と明治製薬の事業内容の違い

2.明治薬品と明治製薬の事業内容の違い

明治薬品の主な事業内容

明治薬品は医薬品・機能性表示食品・健康食品の製造販売を幅広く展開しています。

主な事業は以下の3つです。

  • 店舗販売事業:全国の薬局・薬店・ドラッグストアへの卸売販売
  • 通信販売事業:TV・ラジオ・WEB広告を通じた直販ビジネス
  • OEM製造事業:大手製薬会社からの受託製造

風邪薬や栄養ドリンク、サプリメントなどを大手製薬会社から受託して生産しており、大手ドラッグストアの多くが明治薬品の製品を扱っているという実績があります。

明治製薬の主な事業内容

明治製薬は配置販売向け医薬品と健康食品の受託製造を中心に事業展開しています。

創業当初から配置薬(置き薬)の製造販売をメインとしてきた歴史があります。

医薬品・健康食品の開発担当者と協議の上、商品を作り上げていく受託製造ビジネスモデルを採用しています。

GMP基準に適合した製造管理体制のもと、安全性と信頼性を重視した製品づくりを行っています。

取り扱う商品ラインナップの比較

明治薬品は自社ブランド製品の開発に力を入れているのが特徴です。

整腸薬・消化薬・尿トラブル改善薬・機能性表示食品など、定期購入型の商品ラインナップを充実させています。

一方、明治製薬は配置薬や受託製品が中心で、自社ブランドよりもOEM製造に重点を置いています。

両社とも医薬品・健康食品を扱っていますが、ビジネスモデルと販売チャネルが大きく異なるのが特徴です。

OEM製造と受託製造の違い

OEM製造とは、他社ブランドの製品を製造することです。

明治薬品は大手ドラッグストアのプライベートブランド商品や大手製薬会社の製品を受託生産しています。

明治製薬も同様に受託製造を行っていますが、配置薬メーカー向けの製品が多いという違いがあります。

どちらも富山県の製薬技術を活かしたOEM事業を展開していますが、顧客層と製品カテゴリーに違いが見られます。

3.明治薬品と明治製薬の本社所在地と設立年の違い

3.明治薬品と明治製薬の本社所在地と設立年の違い

明治薬品の本社所在地と創業年

明治薬品の本社は富山県富山市三郷6番地にあります。

設立は1948年4月26日で、当初は東京都中央区に本社、富山県富山市中野新町に工場を設立していました。

1967年6月には東京都千代田区に本社社屋を建設し、1976年4月には富山県富山市三郷にGMP基準工場を建設しました。

2024年現在は富山市三郷に本社を置き、3つの工場(富山工場、富山工場西棟、富山南工場)を運営しています。

明治製薬の本社所在地と創業年

明治製薬の本社は富山県滑川市中川原77番地にあります。

設立は1951年2月7日で、明治薬品よりも約3年遅れて創業しました。

資本金50万円で配置販売向け医薬品メーカーとしてスタートした歴史があります。

滑川市は富山市の東隣に位置する市で、両社は同じ富山県内でも異なる市に本社を構えていることがわかります。

両社とも富山県に拠点を持つ理由

富山県は「薬都」として知られ、300年以上の製薬の歴史を持つ地域です。

江戸時代から「越中富山の置き薬」として全国に配置薬を販売してきた伝統があります。

富山県には製薬技術に優れた人材が多く、製薬インフラも充実しています。

明治薬品と明治製薬も、この富山の製薬文化と技術基盤を活かして事業を展開しているという共通点があります。

4.名前が似ていることで起きやすい誤解

4.名前が似ていることで起きやすい誤解

間違い電話や問い合わせが多い実態

明治薬品と明治製薬は、社名が類似しているため間違い電話や問い合わせが頻繁に発生しています。

特に明治製薬の公式サイトでは、トップページに「明治薬品様とお間違いと思われるご連絡が多く寄せられております」という注意書きが掲載されています。

両社とも同業であり、富山県に本社があることから、混同されやすい状況が続いています。

問い合わせの際は、会社名・所在地・電話番号をしっかり確認することが重要です。

明治製薬が公式サイトで注意喚起している内容

明治製薬の公式サイトには、「当社と明治薬品株式会社様は別法人で、一切関係はございません」という明確な注意書きがあります。

お問い合わせの際は、会社名・所在地・電話番号を今一度ご確認いただきたいとの呼びかけがなされています。

これは両社が同業で社名も類似しているため、消費者や取引先が混同しないよう配慮した措置です。

間違いを防ぐために、電話をかける前に必ず会社情報を確認しましょう。

紛らわしい広告表現に関する注意点

インターネット広告などで「正露丸の会社」と表記されていることがありますが、これには注意が必要です。

一般的に「正露丸」といえば大幸薬品のラッパのマークの正露丸を連想しますが、明治製薬は大幸薬品とは全く関係のない別会社です。

消費者が誤認しやすい広告表現には慎重になる必要があります。

また、「明治」という名前から明治ホールディングスグループだと勘違いするケースもありますが、明治薬品・明治製薬ともに明治グループとは無関係です。

まとめ

この記事では明治薬品と明治製薬の違いについて解説しました。

重要なポイントをおさらいしましょう。

  • 明治薬品株式会社と明治製薬株式会社は完全に別の法人であり、資本関係も取引関係もない
  • 明治薬品は富山市三郷に本社があり、1948年設立の老舗製薬会社
  • 明治製薬は滑川市中川原に本社があり、1951年設立の配置薬メーカー
  • 明治薬品は自社ブランド製品開発と通信販売に力を入れている
  • 明治製薬は配置薬向けの受託製造を中心に事業展開している
  • 両社とも富山県の製薬技術を活かしてOEM製造事業を行っている
  • 社名が類似しているため間違い電話や問い合わせが多発している
  • 明治ホールディングス(Meiji Seikaファルマ)とも別会社である

社名が似ているだけで混同されやすい両社ですが、それぞれ独自の歴史と事業戦略を持つ独立企業です。

製品を購入したり問い合わせをしたりする際は、必ず会社名と所在地を確認して正しい企業に連絡するようにしましょう。

関連サイト

富山県薬業連合会 公式サイト